イラク復興支援〜立花尊顯1等陸佐の講演を聞いてA

都城ライオンズクラブでの卓話

2006年03月24日(Fri)
イラク復興支援〜立花尊顯1等陸佐の講演を聞いてA
都城ライオンズクラブの例会において、第8次イラク復興支援群群長であった、陸上自衛隊第43普通科連隊長兼都城駐屯地司令である立花尊顯1等陸佐の講演がありました。

今日は、新聞書誌に掲載された記事の紹介をいたします。

宮崎日日新聞(2006.3.20掲載)より

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 ―イラク南部サマワで4カ月間にわたって復興支援活動を指揮・統率されました。帰国から1カ月、今の率直な気持ちを聞かせてください。

 立花 日本と日本人の素晴らしさを再認識しています。南九州の部隊を基幹とした第八次復興支援群の隊員500人は愚痴一つ言わず、それぞれの任務を達成してくれました。私自身も日本人で良かったと感じています。

 ―いざ、活動を開始して想定外だったことはありませんか。

 立花 自衛隊が活動しているムサンナ県の治安は比較的安定しており、情勢などは思った通りでした。発生したことはすべて想定内であり、戸惑うことなく落ち着いて対処できました。出発前、徹底的に訓練したからできたことですが、あえて言えば、国の代表として外国で部隊を率いる任務の重さ、指揮官の責任を予想以上に重く感じたことでしょうか。

 ―帰国した隊員たちは口々にイラクの子どもたちのキラキラした瞳が印象に残ったと話します。

 立花 あちらの子どもは、はにかみ屋なんですが、そこが愛くるしく、何でも興味を持って目を輝かせながら近寄ってきます。戦争による破壊や圧政を体験しながらも明るく、元気に生きる子どもたちの姿を目の当たりにすると、支援活動にも力が入ります。



 ―復興支援の内容について教えてください。

 立花 派遣開始から2年間で125の事業を手掛け、うち79事業が終了しました。現在は36事業を実行中で、さらに10事業を準備、計画しています。サマワにある四つの主要病院で医師、救急救命士の教育、施設の補修を実施しました。支援内容は基礎インフラの補修などのほか教育、福祉、環境、治安など幅広い分野に及び、自衛隊に対する現地の評価は高いと自負しています。



 ―第9次群をもってイラクから陸上自衛隊は撤収します。その後のイラクについて心配はありませんか。

 立花 撤収にのみ焦点が当たるのは間違っています。災害派遣と同じで、自衛隊は復興支援の第1ステージを担うためにイラクに派遣されたわけです。撤収は復興支援の終わりを意味しません。速やかに、次の段階へ移行するでしょう。完全復興には、まだまだ時間とエネルギーがかかります。撤収は、むしろ本格的な支援の段階に入っていくことを意味します。



 ―群長としてイラクへ赴き、復興支援という任務を達成できたことを誇りに思いますか。

 立花 もちろんです。日本の代表として、イラクと日本のために働けたことは自衛官として大いに勉強になりました。文化は異なっても人は理解し合えます。イラク人は一見、とっつきにくそうな顔をしていますが、気持ちは通じます。涙を流して別れを告げにきたメディアの現地スタッフもいました。人と人はつながるもんだなぁ、と実感させられました。(都城市・陸上自衛隊都城駐屯地で)




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日本は、イラク以外の多くの国で救助・復興支援等を行う際、大多数の人が、お金を出すことで解決していると考えているのではないでしょうか?それは日本国民ならず、諸外国の人々も、「日本は金しか出さない!」と思い、口にも出しています。
金で解決しようと思われるのは、日本が軍を持たず、戦争を放棄し、非核三原則を持っているからです。だから諸外国からは非難され、国内では支援に向かう自衛隊の方々に対し誤解や偏見があるのだと思います。私自身、実際、話を聞くまでは誤認していました。しかし実際は、自衛隊の活動というより各業者(大工・左官・水道・電気・医療・・・)とさまざまな職種の代行活動が主となっているようです。その活動を行うためには、出発前から随分と訓練されたのではないでしょうか?
私たちの安全を守るために、代わりとなって危険な地へ赴き、そして支援活動を行う、一部のマスコミや政治家は「自衛隊ではなく、もはや軍隊である!」といったことを言って非難していましたが、なんのことはない、遠いイラクの地でイラクの人の生活と安全を、同時に日本国民をも守ってくれているのだと改めて気づきました。
感謝したいと思います。
西田


   


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