シンドラーのリスト



2006年10月08日(Sun)
シンドラーのリスト
長崎に来てからDVD「シンドラーのリスト」を見た。
これまでに「戦場のピアニスト」など似たような映画も見たが、これも事実に基づいた、それも生存者の言葉に基づいた悲しい映画だった。
同じ人間として生まれ、時代と場所でこうも運命が変わることを考えると、ヒューマニストになる自分に気がつく。
わたしち人間は、人を愛し、人の上に成り立ち、人のために生きるべきであると考えさせられた。
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ものがたり

1939年、ナチスドイツのポーランド侵入とともに、ポーランド南西部の古都クラクフに一人のドイツ人がやってきた。男の名はオスカー ・シンドラー。実業家の彼は、ナチス党員でもあった。クラクフにやってきたとき、ほとんど無一文だった彼は、巧みな話術でドイツ軍上層部に取り入って名前と顔を売る。さらにユダヤ人会計士イツァーク ・シュテルンをパートナーとしてスカウトし、倒産した工場を買い取って「ドイツほうろう容器工場(D.E.F.)」の経営に乗り出した。
そのころ、ユダヤ人は家を追われ、狭いゲットーで暮らすことを強制され始めていた。イツァークの斡旋によって彼の工場に多くのユダヤ人が雇われたのは、彼らがほとんど無償の労働力として使えるという理由からでしかなかった。彼らに支えられて、工場は軌道に乗っていく。
ところが、今度はユダヤ人はゲットーから追い出され、強制収容所に入れられることになる。
1943年3月13日、クラクフのゲットーも解体される日が来た。男、女、子ども。家族は引き裂かれ、抵抗する者、逃げようとする者は容赦なく射殺される。病院では医師が患者に劇薬を飲ませ安楽死させる。
その様子を丘の上から見ていたシンドラーの目に赤い服を着た女の子が目に留まった。やるせない表情でゲットーの混乱を見つめるシンドラー。
ユダヤ人たちはプワシュフ収容所に入れられた。所長として着任したのはアーモン・ゲート。彼は、気まぐれにライフルでユダヤ人を狙い撃ちする残虐極まりない男だった。労働力を失い工場を休業せざるを得なくなっていたシンドラーはゲートのもとを訪れ、生産効率の向上を名目として、自分の工場の敷地内にプワシュフ収容所に付属する私設収容所を作りたいと申し入れ、シンドラーの収容所が実現する。
収容所のユダヤ人たちの間には、シンドラーの工場にいさえすれば殺されることはないという噂が広まり、ひそかに志願者が増えていく。
1944年に入り、ソ連軍の反撃が始まった。ある日、シンドラーは空から灰が降り注ぐのを見る。それは、プワシュフ収容所ですでに殺され埋められていたユダヤ人の死体が掘り起こされ、焼却される灰だった。運ばれる遺体の中にはあの赤い服の女の子の姿もあった。ナチスは、ソ連軍の進撃にともない、証拠隠滅のため収容所の閉鎖を決定したのだった。残るは絶滅収容所アウシュヴィッツのみだった。シンドラーの工場も閉鎖されることになり、彼の工場で働いていたユダヤ人たちもアウシュヴィッツのガス室に送られることは明らかだった。
シンドラーは最後の賭けに出る。ゲートに掛け合い、多額のカネにものをいわせて、彼らを自分の生まれ故郷であるチェコスロヴァキアのブリンリッツへ連れていくことを承知させたのだ。シュテルンとともに彼は1,000人を超えるユダヤ人のリストを作る。そのリストこそ、生と死とを隔てる“シンドラーのリスト”だった。
こうして、リストに載ったユダヤ人たちは、貨車に乗せられてブリンリッツに向かう。ところが、女性の乗った貨車だけは、手違いからなんとアウシュヴィッツに着いてしまう。ここでもシンドラーは収容所長にワイロを送ることによって彼女らを連れ戻す。
シンドラーはこうして、数百万マルクのカネを使ってユダヤ人1,200人を救ったのだった。1945年5月、ドイツは無条件降伏し、戦争は終わりを告げる。自由の身になったユダヤ人たちは、金歯を加工して作った指輪を立ち去るシンドラーに贈る。アーモン ・ゲートは処刑される。シンドラーは戦後結婚にも事業にも失敗するが、1958年イスラエルで“正義の人”に選ばれ、イェルサレムのホロコースト記念館の前の“正義の大通り”に植樹した。
彼が救った“シンドラーのリスト”の子孫たちは今や6,000人を超えるという。



   


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カレンダ
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